暑い夏はどうしても食欲が落ちてしまいますよね。
そんな時に「冷や汁」はいかがでしょうか?
冷たいお料理なので、食欲がない時でもスルスルと食べられますよ♪
この記事では、
- 宮崎の冷や汁の由来は?
- 宮崎の冷や汁をサバ缶で簡単に作るレシピとは?
- 宮崎の冷や汁をサバ缶で作ってみた感想
についてまとめます。
宮崎の冷や汁の由来や歴史は?
「冷や汁」は魚のすり身に炙った味噌やゴマを混ぜてだし汁や水で伸ばし、輪切りにしたきゅうり、豆腐、大葉などを加えてご飯にかけて食べる宮崎県の郷土料理です。
実はその歴史はとても古く、始まりは鎌倉時代だと言われます。
当時の書物には「冷汁」という味噌を調味料とした汁物の記載があり、この食べ物が僧侶などを介して徐々に全国に伝わり、最終的には冷や汁に適した食材が採れる場所や気候の合うところ食べられ続けてきました。
実は他にも冷や汁文化が残っている地域はあるのですが、その中でも宮崎県は現在に至るまで冷や汁文化を継承しています。
海の幸・山の幸が豊富な宮崎県。
気候も暑いですし、冷や汁の条件にピッタリですね!
そんな暑い宮崎県では、暑い夏場の農作業の合間に農民達が簡単に素早く食べられる料理として、冷や汁が好まれました。
農作業は重労働ですし、特に体力の消耗しがちな暑い夏にはひんやり、サッパリと食べられる冷や汁は長らく宮崎の人達の食生活を支えてきたのですね。
冷や汁は昭和40年代くらいまでは、宮崎平野の辺りだけで家庭料理として食べられていたのですが、情報化社会が発達するにしたがって冷や汁の文化は県内全域に伝わるようになり、現在では県内の多くの地域で食べられるようになっています。
テレビなどでも取り上げられるようになってますし、宮崎県以外でも知られる料理になっていますよね!
宮崎の冷や汁をサバ缶で簡単に作るレシピとは?
私は一度テレビで見て冷や汁を作ってみたのですが、アジの干物の骨を取るのが面倒で×2・・・(笑)
それ以来冷や汁を作ることはありませんでした。
焼いた魚の方が美味しいことは重々承知しておりますが、やはり忙しいワーママとしては簡単に作りたいところ。
夏場は暑いので、できたら火も使いたくないですし・・・ね。
このレシピはサバ缶を使って「火を使わず&簡単に」できますので、食欲のない夏の簡単メニューにオススメですよ!
材料
パッと見材料が多いように感じますが、作り方は簡単なのでご安心を(笑)ちょうど白ゴマを切らしているので、黒ゴマを使いました。
でも白ゴマの方が見た目はキレイになると思います(^_^;)
作り方
1.Aを全てボウルに入れてサバをほぐしながら混ぜる
まずはボウルにサバ缶を汁ごと投入!!
そこにゴマと調味料を入れます。
私は調味料をお皿に入れていましたが、サバ缶を入れたボウルに直接入れた方が洗い物が減るのでいいと思います(`・ω・´)
泡立て器でしっかり混ぜ合わせます。
味噌の塊が残らないようにしっかり混ぜ合わせます。
サバの骨もしっかり潰しておきましょう!
2.冷水を注ぐ
お水を入れて泡立て器で混ぜ合わせておきます。
3.豆腐を食べやすい大きさに切ってボウルに入れる
私はさいの目切りにしました!
面倒だったら手で崩してもいいと思いますよ。
4.ラップをして冷蔵庫で冷やす
全て入れたら冷蔵庫で少し寝かせます。
すぐに食べる場合はこの工程はなくても大丈夫ですよ(*^^*)
5.野菜や薬味を刻む
きゅうりはスライサーで輪切りにして、塩もみ・大葉は細切りに。
みょうがが好きな方は入れると美味しいですよ。
我が家は私以外みょうがが嫌いなので、準備しませんでした(´;ω;`)
6.冷ご飯をお茶碗に入れて4で冷やしておいた汁をかけ、5の野菜や薬味を乗せる
冷ご飯がなかったので、炊飯器のご飯を30分ほど冷ましたものを使いました。
でも汁を冷やしていたからか、結構冷たかったです。
キンキンに冷えたものが食べたい場合は、必ず冷ご飯を使ってくださいね!
宮崎の冷や汁をサバ缶で作ってみた感想
サバ缶を使うと本当に簡単にできて感動しました。
味は焼き魚を使った方が香ばしくておいしいですが、サバ缶でも違った良さがあっていいと思いました。
私はシンプルに水煮缶を使いましたが、味付きのサバ缶を使うとまた違った味が楽しめると思います(*^^*)
そして火を使わないスピード料理なので、忙しいワーママには大助かりのメニューです。
気になる子どもの反応ですが、娘は汁にご飯が入ったものがあまり好きでないらしく、「美味しくなーい」と言って食べず。
お魚は好きなのですが、冷や汁はお気に召さなかった模様・・・。
食べムラのある2歳児息子は気分が乗らなかったのか、ほぼ口にしてくれませんでした。
ちょっと大人の味だったのかもしれませんね。
困ったことにこの日は、冷や汁にはサバも豆腐も入っているので、冷や汁を主食としてサラダとちょっとした副菜しか準備していなかったんですよね(^_^;)
冷や汁を食べなかった時にお腹いっぱいになるメニューがなかったので、外れた時のダメージが大きいなと思いました。
結局残っていたご飯にふりかけご飯を食べてもらうことになりました(笑)
家族の好みを確認してから作るようにしてくださいね!
万が一ダメだった時の保険も考えておきましょう(笑)
まとめ
以上、宮崎県の冷や汁についてでした。
- 冷や汁は魚のすり身に炙った味噌やゴマを混ぜてだし汁や水で伸ばし、輪切りにしたきゅうり、豆腐、大葉などを加えてご飯にかけて食べる宮崎県の郷土料理で、その始まりは鎌倉時代
- 冷や汁は本来は焼き魚をほぐしたものを使用して作るが、サバ缶を使ってお手軽に作ることができる
- 子どもは苦手な場合があるので、初めて作る場合は冷や汁以外にお腹を満たせるメニューがあるとGOOD
一時期よりは涼しくなったとはいえ、まだまだ残暑は続いています。
冷や汁を食べて乗り切りましょう!!
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